工業英検の対策

工業英検の人気は高まっています。工業英語能力検定は、社団法人日本工業英語協会運営している日本における英語検定のひとつで 工業英検といいます。一般の英語検定(いわゆる英検やTOEIC等)と異なり、工業技術英語に特化した英語検定といえます。
工業英語とは、科学技術情報のコミュニケーションに必要な英語のことで、工業分野では一般の英語能力とは別に、受け手側の想像力に より様々に解釈できてしまうことがないように事実を正確に伝える能力が求められるためです。 技術の研究に従事する技術者や研究者にとっては、学会や論文等での国際的な技術交流が不可欠であり、限られた頁数と図表で その技術について誤解のないように表現できる能力は重要です。 商品開発や生産に従事する技術者には、取扱説明書、仕様書、規格等を 正確に表現し理解する能力が必要で、いずれにおいても通常の英語能力に加えて専門用語や専門技術を充分に理解しておく必要があるため です。
工業英検という検定試験の存在を知ったのは2年前のことでした。 当時はまだ建築関係の仕事をしており、英語を使ったコミュニケーションの機会など全くないものの、将来を考えて何か資格を取って おきたいと考えたからです。実際に受験したのは昨年の5月で工業英検2級に合格。その後特許の世界へと転身し、現在に至ります。
工業英検の申込を受け付けている特約書店に立ち寄って工業英検のパンフレットを貰い、対策を考えるのが一般的です。

工業英検の日程・合格ライン

工業英検の試験日程は、毎年5月、11月の日曜日に実施されています。3、4級は1月にも実施で1級は11月のみとなっています。 出願は実施日の1ヶ月前までに大学生協や紀伊国屋、ジュンク堂といった大規模な本屋で申し込みができます。 また、各級1位で合格すると文部大臣奨励賞が貰えます。
工業英検の合格ラインについてはおよそ6割とされており、実施要項詳細については「安全のため」各自で必ず所定の用紙で 確認しましょう。
工業英検の3級では文法、語法、及び産業界でよく用いられる単語の意味を択一で50%、1行から3行程度の和訳と英作文50%と なっており、和訳や英作文は文法的には国立旧帝国大学入試レベルだが専門用語などが多く単語レベルはやや高いため過去問や工業英検 受験用教材で語彙力を高める必要があります。工業系大学院を受験の際には2級、3級の教材はいい見直しになるでしょう。
2級では辞書の持込が2冊まで許可されています。単に言葉を並べただけでは合格はおぼつかないだろうことが予想されるので、 すっきりした英文が書けるような対策が必要です。非常に時間的に厳しい試験なため、辞書を引く際にはある程度絞ってひかないと 時間切れになるため注意が必要です。 工業英検の受検料は、1級:15000円、2級:6400円、3級:4600円、4級:2000円となっています。